1泊2日で火打山と妙高山に登ってきました。笹ヶ峰からの周回コースで1回の山行で百名山を2座も登れるとはなかなか良いな〜と思って選んだコースでしたが、妙高山へ行くのは時間的にもコース難易度的にもけっこうきつかったですね…。結果的に妙高山へは登れず途中で撤退してしまったのですが、早めに降りられたので山麓の温泉にのんびり入って渋滞を避けて帰ることができたのでこれはこれでよかったかもしれません。
↓参考にしたモデルコース
1座しか登れなかったから残念かというと全くそんなことはなく、火打山は天狗の池や高谷池、黒沢池など、池塘が多くありお花畑も多く、とても穏やかで優しい感じのする素敵な山でした。季節もよかったかもしれませんが、サンカヨウやイワカガミ、ワタスゲなど多くの高原植物を見ることができて楽しめました。
妙高山にはまたリベンジのために登りたいなと思います。妙高高原スカイケーブルを使うと楽に登れそうなので、次回はそちらを使おうかなと思います…笑
高谷池ヒュッテについて
小屋は新しくてきれいだし、お部屋は広いしとってもよかったです。普段は他の方の物音で5時間くらいしか眠れないのですが、高谷池ヒュッテでは8時間弱も眠れました。
- 相部屋:新館の大部屋へ宿泊しましたが、個室部分は横が2m、高さ1.5mはありそうなくらい広かったです。荷物も楽々置け、ゆったりと休むことができました。(本館の方のお部屋は宿泊してないのでわかりません)消灯時間は20時だったのですが、20時前から寝ている方も多くいました。
- 充電:17時〜20時半まで充電可能です。1回200円。
- トイレ:24時間利用可能な水洗トイレで綺麗です。全く臭くなくて感動しました…。
ご飯:晩ごはんはおかわり自由のハヤシライスとカレーライスでした。特にハヤシライスは乳製品の濃厚な風味がして美味しかったです。カレーも、小麦の代わりに酒粕と米粉を使うこだわりのレシピのようです。 - お水:ペットボトルのいろはすの販売があるのみで、1回100円で水筒に注いでもらうというようなことはできません。いろはすは1本400円でした。
- 電波:受付前の窓の近くではたま〜に SoftBank の電波が1,2本立ってLINEで文字を送るくらいのことはできました。
- テント場:ヒュッテの近くにテント場があります。まだ雪が溶けておらず、みなさん雪の上にテントを張っていらっしゃいました。
関連するWebサイト
高谷池ヒュッテ
ヒュッテの予約サイト
路面の状況
高谷池ヒュッテの方からは12本爪アイゼンとピッケルが推奨されているが、大倉乗越まで行ってみて厳しそうなら無理せず引き返してほしいと言われていました。
黒沢池ヒュッテ〜大倉乗越
雪はなく、問題なく登れます。かなり急な斜面です。
黒沢池ヒュッテの前に雪渓がありますが、ここを登るわけではありません。
黒沢池ヒュッテの前に荷物をデポすることも可能です。
大倉乗越〜長助池分岐
途中に雪渓をトラバースする箇所があり、私はチェーンスパイクでは文字通り刃が立たず木を掴みながら出ないと渡ることができませんでした。無理をすれば渡れたかもしれませんが、当時雨が降っていたこと、午後から悪天候の予報もあるなか帰りの疲れているときに渡り返すことができるか自信がなかったことから諦めて撤退しました。私の力量では少なくとも12本爪のアイゼンが必要でした…。ピッケルもあると安心だと思います。
もともとこの箇所は登山道も狭く、トラバースする箇所も多くあるためかなり注意して歩くことが求められると思います。
マイカーでのアクセス
笹ヶ峰駐車場が登山口になります。駐車場は2つあり、登山口に近い方は30台ほど、1分ほど離れた場所にある方は100台以上停められそうでした。離れた場所の駐車場にはトイレもあるので、こっちに停めたほうがよさそうです。7月5日時点では、登山口に近い駐車場は満車、離れた駐車場も3〜4割ほど埋まっており人気の山なのだろうと思いました。
前泊先
登山の前日に自宅を発って笹ヶ峰近くのテント場で前泊しました。本当は登山口のすぐそばにある笹ヶ峰キャンプ場を利用したかったのですが、7月18日まで設備故障のため利用できないということでした…。
今回は長野県のやすらぎの森オートキャンプ場に宿泊しましたが、ここも綺麗でよかったです。
下山後の温泉
妙高高原は温泉地のため、温泉はたくさんあります!
今回は途中で会った地元の人におすすめされたアルペンブリックスパに入ってきました。泥湯でめずらしかったです。800円でした。
他にも、入域協力金を払ったキーホルダーを見せると入浴料が450円から250円になる妙高高原ふれあい会館もありました。そこもお風呂に入るだけなら良さそうでした。
温泉がたくさんあったり、いもり池という良さそうなハイキングコースもあったり、前泊だけではなく後泊もしてゆっくり楽しめる場所だと思います。
今回の山行を踏まえたおすすめのコース
笹ヶ峰からスタートして笹ヶ峰に帰るのはけっこう大変でした…!欲張りすぎました。
1泊2日で火打山・妙高山の2座に登りたい場合は、笹ヶ峰を出発して燕温泉あるいは妙高高原スカイケーブル側に降りるルートが体力的には楽になると思います。
笹ヶ峰までのアクセスは、笹ヶ峰の麓にある杉野沢の民宿やホテルの登山口までの送迎付きプランを使うか、あるいは頸南バスの笹ヶ峰直行バス(夏季のみ運行)を利用することになるかと思います。
燕温泉や妙高高原スカイケーブルからは、関山駅や妙高高原駅にバスが出ているのでそれを利用するかと思います。
笹ヶ峰周回コースであれば、残雪が溶けたあとに登る・下山後にすぐに帰るのではなく近くの宿に泊まるようにすると余裕を持った工程になると思います。
お得情報
高速料金を抑える信州めぐりフリーパス
首都圏エリアや名古屋エリアからのアクセスには信州めぐりフリーパスを使うことでお得になる場合があります。長野県内の高速道路が連続する2~3日間定額料金で乗り放題+首都圏や名古屋方面からの往復付きのチケット(?)です。
私の場合は往路(木曜)が通常料金5000円ほど、復路(土曜)が通常料金3500円ほどでしたが、フリーパスを使うことで7600円まで抑えることができました。平日に行く場合は恩恵が大きいのかなと思います。
妙高高原ICは新潟県のICなのでここで降りるとこのパスの対象外になってしまうので、信濃町ICまでのICで降りる必要があります。
高谷池ヒュッテの記念品
mont-bell会員の方は高谷池ヒュッテに宿泊する際、有効期限のついた会員証を見せることで記念品をもらえます。ポストカード3枚とステッカー1枚をいただきました。
紙の会員証に有効期限が印刷されなくなってしまったので、mont-bellのアプリを入れていったほうがよいです。
入域協力金
笹ヶ峰の登山口に入域協力金として500円をカンパで求められます。500円を払うと、かわいい雷鳥のキーホルダーをもらえます。こういうちょっとした記念品があると気持ちよく支払えてありがたいですね。
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この記事はYAMAP の登山記録の転記になります。なにかしらご参考になれば幸いです。他の写真も、下記の YAMAP の記録の方にアップロードしています。
【7月🌤️☂️】マイカーで行く火打山と妙高山(撤退) / たかなさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ